レイヤーとは
レイヤーは透明なシートのようなものです。演算状態の違うものを重ねて特定の効果を出したり、特定の部分をマスキングして描画する場合に有効です。
パーツごとに分けて描いたものを別々のレイヤーとして作成しておくと、作業を効率化できます。例えば、人物の顔を描く場合に、顔・髪・瞳などといったパーツの絵を別々のレイヤーに描き、[透明部分を保護] をチェックすることで、そのパーツの描画部分だけを編集することができます。また、パーツを描いたレイヤーの一つ上に新規レイヤーを作成して [クリッピング] を有効にすると、パーツに様々な効果を重ねがけしたいときに便利です。
複数のレイヤーを使用する場合、レイヤー上の画像はレイヤーリストの下から順番に描画され、キャンバスには最終的な描画結果が表示されます。
キャンバス上の画像
レイヤーウィンドウでの並び
上図のようにレイヤーが並んでいる場合、キャンバス上の画像は各レイヤーが下図のように重なることによって表示されています。
背景 (背景色) はレイヤーウィンドウ上に表示されませんが、常に全てのレイヤーより下に存在します。背景を透明にする場合は、[表示] メニューから [透明背景] にチェックを入れます。背景色の変更は、[表示] > [背景色の指定] から実行します。